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〈3歳児・ウサギの檻に閉じ込め監禁致死〉犯行から判決まで 東京都足立区

知的発達に遅れがあった玲空斗(りくと)君(当時3歳)を、東京都足立区のアパートでをウサギ用の檻に監禁し死亡させたとして


イメージ写真・http://www.irisplaza.co.jp/

監禁致死と死体遺棄の罪に問われた父親の皆川忍被告(31)と母親の皆川朋美被告(29)に対する裁判員裁判の判決

東京地裁は3月11日、皆川忍被告に懲役9年(求刑・懲役12年)、皆川朋美被告に懲役4年(同・懲役7年)を言い渡した。



【3歳児をウサギ用の檻に入れ監禁致死】



父親の皆川忍被告と母親の皆川朋美被告

皆川忍被告は足立区内のホストクラブで働いていた時に、客だった朋美被告と知り合って結婚

母親の朋美被告の右手人差し指には、客としてホストクラブで出会った夫の名前である「忍」の文字のタトゥーが入っているという

子どもが産まれた後に入れたタトゥーだというが

子どもの名前ではなく、夫の名前を入れた

朋美被告にとっては産まれた子供より夫の忍被告を大事に想っていたように感じられる

玲空斗君は3人目の子どもで、皆川家には7人の子がいた。
(現在は児童福祉施設で保護されている)

20歳の時に長女を出産し、それから8年間で次男を含め7人の子供を出産

ほぼ毎年、子供を産んでいた計算になる

事件当時の父親・皆川忍被告は31歳で無職

母親・朋美被告は統合失調症で通院していた

父親の忍被告は昼間からブラブラしており、家賃や駐車場の賃料も滞納し生活が厳しかったと思われる

その一方で毎月、約30万円弱の支給が生活保護費として振り込まれており

子どもの教育費や洋服代に毎月3~4万円を使い、残りの大半は外食代

生活保護費の多くがそこで使われてしまっていた

母親の朋美被告は2014年11月、児童手当など計60万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われ、懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けている



玲空斗は、外食に連れて行ってお腹いっぱいになった後でも、なんでも食べてしまっていました。

砂糖やゴマ油、生のシシャモを食べることもありました。

玲空斗は、知的成長が遅かったので、単語しか話せず、お腹が空いたとも言えません。

そのため、勝手に食べられないように、ケージに入れるようになりました。

母親・皆川朋美被告証言



次男・玲空斗君以外の兄弟



7人兄妹の中で唯一、母親の連れ子だという未確定な情報がある長女8歳(2014年10月)



「美人の長女はかわいがっていたように思う。オシャレな服を着せて、小学校にも通わせていた」

同じアパートに住む住民の証言



このアパートの住民の証言を逆さに読むと長女以外は、小学校にも通わせてもらえなかったと考えられる

週1回の外食に長女だけは連れて行ったようで

長女は兄妹の中では特別な扱いを受けていたようだ

〈残る5人(玲空斗君以外と長女以外)のうちの次女(4番目)4歳(2014年10月)について〉

次女は次男と共に虐待の被害にあっており

次女も知的成長が遅れていたという



「玲空斗と次女は他の子供より言うことを聞かなかった」

母親・皆川朋美被告証言



2014年3月から6月にかけ、父親・皆川忍被告から千葉県内のホテルなどで殴られたり

犬用の首輪をつけられた
りするという虐待を受け

2014年6月に児童福祉施設に保護されている

保護された当時、次女の体重は8キロしかなく、4歳女子の平均体重は16.3㎏の半分の体重だった

1歳児の平均の9.9㎏ということから、十分な食事を与えられていなかった事が裏付けられる

犬用の首輪やウサギのケージなどペット用品が身近にある、皆川家では多くのペットが飼われていたが

いずれも短命だったという

長女以外の兄弟も、なんらかの虐待を受けていたと考えられる

父親・皆川忍被告は2014年10月、当時3歳の次女を虐待した容疑でも逮捕されてるが

次男の事件とは別の傷害罪など5事件でも起訴され

懲役10ヶ月と懲役2年の2件の実刑判決を受け、既に服役中となっている







知的発達に遅れのある次女と次男、玲空斗(りくと)君の行動を制限するため



事件が起こる1~2ヶ月前から外食時に次男・次女は留守番をさせるようになり、

2012年12月下旬~13年3月3日ごろ、断続的に玲空斗君はうさぎのケージに入れ

次女は犬の胴輪(ハーネス)を身に着けさせて身動きを取れないようにしていたという

うさぎ用のケージはリビングに置かれ、リビングでは夫婦や他の兄弟がテレビを見たり遊んだりしていた

次男だけがケージに入れられた状態

両親や兄弟らが他の部屋で寝た後も、リビングに1人、残されていたという

ウサギ用の檻に入れられた次男、玲空斗(りくと)君は

高さ約40センチの檻の中で、膝を抱え頭を下に向けて座る姿勢を強いられ

食事は最終的に2、3日に1回に制限された

13年3月3日未明、ウサギ用の檻に入っていた玲空斗(りくと)君

苦しくて叫んだのだろう

声を出させないよう、口にタオルを巻き付け窒息死させた



私は寝ました。朝、忍さんに起こされると、玲空斗が口にタオルを巻かれている姿を見ました。息をしておらず、亡くなっているようでした。

そのため、玲空斗の口にタオルを巻いたことについては、目撃も、加担もしていません

母親・皆川朋美被告証言



さらに翌4日ごろ、山梨県内の山林に遺体を捨てた

両親は犯行後、およそ100cmの人形を購入して、児童相談所の立ち入り検査を誤魔化そうとしたという

人形では誤魔化しきれないと考えたのか

『次男が行方不明になった』

この事件の第一報は、次男の行方不明騒動から始まった。



監禁致死・死体遺棄の罪

父親の皆川忍被告(31)

母親の皆川朋美被告(29)

裁判員裁判の判決




稗田雅洋裁判長の非難

「父親の皆川忍被告と母親の皆川朋美被告の監禁行為は極めて危険で悪質。次男の玲空斗(りくと)君は多大な苦痛を受けて命を絶たれた」

「問題行動(食べ物を勝手に食べたり、油を部屋にまき散らすなど)を繰り返しても真摯(しんし)に向き合い、しかるべき機関に相談すべきだった。真に愛情をもって次男の玲空斗(りくと)君に接していたとは到底評価できない」

父親の皆川忍被告と母親の皆川朋美被告

檻に閉じ込めたことと父親の皆川忍被告がタオルで口を塞いだことは別行為だなどとして

監禁致死罪は成立しないと争ったが

判決は医師の証言を踏まえ

「二つの行為(監禁・口のタオル)があいまって次男は少しずつ酸素が不足し窒息死した」と述べた

東京地裁の判決

父親・皆川忍被告に懲役9年

母親・皆川朋美被告に懲役4年





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